7月19日(日)営業時間 10:00~18:00
mozu cymbals
昨日、お客様が出演されたライブに伺いました。お勧めさせていただいた楽器がどのような音で鳴っているかを実際に聴くことができる、私にとって非常に学びの多い機会となりました。
音楽に調和するピッチの美しいシンバルの響き。そして、先日お買い求めいただいたCraviotto(クラビオット)のスネアの綺麗な響き……。会場に元々設営されていた楽器とは違い、ストレスなく自然に聴くことができました。
というのも、今回伺ったのは「City Jazz」というジャンルの大規模なイベントだったのですが、そこで用意されている常設の楽器は、いわば「Rock仕様」のものだったからです。用意されたシンバル等は、音程が合っているか以前に「割れにくさ」を重視したようなもので、失礼ながら私には不協和音のオンパレードに聴こえてしまいました。
やはり、楽器もジャンルに合わせてセレクトするべきであり、「ドラムセットが1式あれば何でもよい」というわけではないことを、今回も痛感した次第です。
大音量のジャンルであれば、ピッチの違いをそこまで意識しなくても、PA(音響)のオペレーターさんがエフェクトをかけてくれるのであまり気になりません。しかしアコースティックな環境では、楽器本来の響きの良し悪しが如実に出ます。たとえばドラムセットの廉価シリーズと高級シリーズの違いは、音の厚みや響きの透明感など、心に響く「音の明確な違い」として現れます。
演者が楽器を持ち込むことを前提とした会場の仕様なのかもしれませんが、もし常設されている楽器がそのジャンルに適したものであれば、わざわざシンバルやスネアを持ち込まなくても済むはずです。しかし、そうなっていないからこそ「持ち込まざるを得ない」というのが今の現実です。これはレンタルスタジオなどでもよく見られる現象ではないでしょうか。純粋に、そして自然に音楽に触れられるような環境(完成度)を、ぜひスタッフの皆様にも考えていただきたいと願うばかりです。
私が販売させていただいた楽器は、やはり愛情を持ってお勧めしたものです。機会が許せばセッティングなどもお手伝いしたい、というのが本音であり、昨日も1件お手伝いをさせていただきました。伺える地域であればよいのですが、遠方でそれが叶わないことも多いため、実際に現場でお手伝いさせていただける時間には、この上ない喜びを感じます。
この仕事に従事し、小さいながらも起業している以上、利益を伴うビジネスであることは事実です。しかし、一般的な大手楽器店にあるような「売りっぱなし」の販売方法は私の性に合いません。それこそが、せめてもの楽器販売に携わっている者のプライドだと強く思っております。
シンバルには、音楽をデザインする力があります。そして、それによって観客に感動を生み出すことができる。そのような素晴らしいシーンをいつも思い描きながら、美しい楽器たちに触れる日々を過ごしています。これこそが、mozu cymbalsの想いです。
mozu cymbalsオフィシャルサイト https://www.cymbals.mozu.shop mozu cymbals店主
